アップサイクルとは?どんな商品ができるの?

アップサイクルというものを知っていますか?

最近ではリサイクルなどが流行っており、エコが注目されていますよね。
では、アップサイクルというのはどういうものなのか詳しく紹介します。


まず、アップサイクルは廃棄物や使わなくなったものを形質は変えずに素材として利用したり、元のモノの特徴を生かしてよりいいものに作り変えることで付加価値を高めようとする考え方です。
近年ファッションやデザイン、プロダクトなどの分野で注目されています。


では、リサイクルとどう違うのかというと、リサイクルのポイントは一度原料に戻すことです。
ですが、アップサイクルは形は変えずに素材を利用したり元のものの特徴を生かして良いものに作り変えるので同じようで違います。



実際にどのような実例があるのかいうと、たとえば、スケボーから椅子にアップサイクルという例があります。

廃棄寸前だった椅子の骨格に古いスケートボートの板を三枚張っただけのアップサイクルチェアです。


スケボーがチェアになってしまったのですが、もともとはまったく違う用途だったアイテムを素材の性質を活かしつつ、新たな家具に再生したアップサイクルの商品です。

スケボーが椅子に?と思うかもしれませんが、このようにいらなくなった商品を組み合わせてまったく違う商品にするのがアップサイクルの特徴です。




f:id:o21mokamoto:20200117165247p:plain
(via. MATERIAL :: FIREFIGHTER UNIFORM )


また、手作業で缶のプルタブをカラーリングして装飾を施したスタイリッシュなクラッチバックなどもあります。
プルタブとは思えないような美しいバッグに変身しています。

使わなくなったものでかばんなど実用性があるものを作るというのもアップサイクでは多いので、どんな商品ができるのか注目したいですね。




このように、まだアップサイクルは世の中に浸透していないかもしれませんが、これからもっともっと注目が集まってくると言われています。


大量生産、大量廃棄によって生み出され続けている廃棄物をデザインやクリエイティブな思考を持ってアップサイクルすることで、エコにもなりますし、ものの循環を見直すことができますね。


また、まだ使えるのだけど、捨ててしまうものも日本ではあふれているのでそういった無駄をなくすにもピッタリです。


さらに、すべては使えないけど、モノの一部だけをとって違う商品に変えるというのもアップサイクルなら可能なので、アップサイクルによって無駄をなくし、できるだけ廃棄物が少なくなるというメリットが期待されています。
これからも注目され続けるでしょう。










捨てられる裏紙を、自分たちでアップサイクルしていく「裏紙ノート」は、こちら。



裏紙ノートWebサイトへ